鼻ぺちゃ犬③頑張る筋肉のほぐし方

 

こんにちは！

河内長野、キックス横でトリミングをしています

ドッグサロンユンです(*^-^)

鼻ぺちゃ犬オーナーの皆さま、

今回で最終です。

どうぞお役立てください！

マッサージは鼻ぺちゃさん以外でも

ぜひ取り入れてくださいね。

鼻ぺちゃ犬①臭いが分からん・鼻が割れる原因

鼻ぺちゃ犬②息苦しい原因

鼻つまんでみよう！

前回お話した通り、鼻ぺちゃ犬は

鼻が短くなったので

◎鼻の穴が狭い

◎喉の内部が垂れさがっている

という呼吸には悪条件が重なっています。

私たちの鼻をいつもつまんでいる状態です、

ちょっとやってみましょう！

どうですか？

鼻の穴を半分狭めてみただけでも

苦しいですよね。

鼻ぺちゃ犬はこれが日常です。

呼吸の仕組み

呼吸はとてもたくさんの筋肉を使いますが

主に、背骨からろっ骨が生えていて、その

ろっ骨の間の肋骨筋という筋肉が

肋骨を開いたり閉じたりして

『吸う』『吐く』が出来ます。

木の幹から枝が生えるようにろっ骨があり

ろっ骨の根本は軟骨で柔らかいので、

呼吸をする際に膨らむ、しぼむ事が出来ます。

また、お腹の中にある横隔膜も

膨らんだり、凹んだりして

『吸う』『吐く』を助けています。

負担のかかる筋肉とリスク

つまり、呼吸は背骨とろっ骨の間にある軟骨が

柔らかく動く事でスムーズに行えるという事です。

一生懸命呼吸している場合、ろっ骨筋などを

必要以上に使う事になり、この軟骨の動きを

妨害してしまいます。

上手く閉じたり開いたり出来ないろっ骨では

肺に十分な空気を取り込むことが出来ない為、

ますます体温調節が上手く行われずに

熱中症や呼吸困難といったリスクが高まります。

背中の筋肉のほぐし方

背中にはとても多くの筋肉が走っていて

四つん這いの体勢を支えています。

大きな筋肉から、細い筋肉まであるので

ピンポイントでほぐすというよりも

『面』でほぐすような意識がやりやすいかもしれません。

この時に、指先ではなく親指の根本を使います、

背中には筋肉の間に神経も走っているので

指先では力が入り傷つけてしまう事があるのです。

ほぐす場所ですが、

背骨の両サイドの筋肉の盛り上がりを

確認します。

そこに、手の親指の付け根を当てて

撫で下ろします。

ろっ骨が触れると思うので

ろっ骨に沿って撫で下ろします。

それをお尻に向かって繰り返します。

！ゆっくりと優しく行ってください

！力は入れません

胸の筋肉とほぐし方

胸の筋肉の下には気管が走っています、

胸の筋肉がこると、固くなり気管を押し始めます。

鼻ぺちゃ犬はただでさえ呼吸のしにくい構造なのに、

さらに空気が通りにくくなるのです。

では、胸の筋肉をほぐしてみましょう

ここでも、指先ではなく

指の腹を使います。

胸の真ん中に出っ張った骨があります

（赤い丸です）

ここから腕に向かって筋肉が

膜のようにあります。

なので、これを押すのではなく

『伸ばす』イメージで、

胸の出っ張りから外に向かって撫でます。

下から見るとこんな感じに筋肉が

あるので、左右と後ろに向かって伸ばします。

こっているとここが筋張っているはずなので

優しく行います。

くちゃくちゃになった布を指で広げる感じかな？

ここはどの犬種もこりやすい場所なので

鼻ぺちゃさん以外もしてほしい所です。

！ゆっくりと優しく行ってください

！力は入れません

 

毎日の撫でるをマッサージに変換するだけなので

まとまった時間でなくても大丈夫です。

毎日続けてあげましょう。

 

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