2020/03/17
こんにちは!
河内長野、キックス横でトリミングをしています
ドッグサロン ユン です(*^-^*)
まだまだ朝晩は寒いですが、
着々と春の準備が始まっていますね。
得体の知れないウィルスに振り回される毎日ですが、
わんちゃんと歩く散歩道はいつもよりも暖かく
花も咲こうとしています。
この季節の移り変わりとともに早く収束しますように。
さて、ワンちゃんを洗う方も多いと思いますが
お耳、気を付けていますか?
耳はとても大切
犬は、視覚・嗅覚・聴覚・触覚の中でも
特に聴覚と嗅覚を重視しています。
音を聞き分けたり、
耳の奥にある三半規管ではバランスを取る
機能もあり、これは人と同じです。
耳の構造
まず、耳の穴、耳介(じかい)があります、
ココは集音装置です。
そこから鼻方向に向かって
L字になるように外耳道という管があります。
更に奥へ進むと、中耳にたどり着きます、
中耳は小さな部屋で鼓室(こしつ)と言います。
ここには鼓膜、耳小骨があり、外耳で集めた音が
鼓膜で振動し、隣の耳小骨を伝って、
その奥の内耳にある
蝸牛というカタツムリのような機関に音として
伝わります。
内耳には他に半規管と前庭という器官があり、
これは、平衡感覚を感じ取る器官です。
また、鼓室からさらに奥へと進む耳管があり、
鼻へと繋がっています。
構造は同じでも個性がある
このように耳は外耳・中耳・内耳という
それぞれに役割を持った器官で出来ています。
これは、全ての犬が同じであると思いますが、
例えば外耳道の太さや長さ、鼓室の大きさ、
内耳の位置、これらはほんの少しの違いでも
大きな差になります。
水に潜っていたから大丈夫?
その昔、犬は人の手伝いの為に水に潜っていました、
だから耳に水が入っても大丈夫です。という事を
学んだのです、ずっと信じていましたが違っています。
先ほどの話通り、耳の構造には個性があります、
人も水泳を続けていると中耳炎にかかりやすい人と
そうでない人がいます。水が浸入して、水が抜けやすい耳と
水が抜けにくい耳がある為です。
犬も同じで、もしも外耳道が細かったり、長かったり
する場合は、水が抜けにくい構造です。
このように、構造が同じでも形が違えば一概に
水が入っても『ブルブルすれば大丈夫』とは
言いきれないのです。
その他にも水が抜けにくい原因が
百歩譲って『昔の犬は潜っていたのだから
耳に水が入っても大丈夫だ』としても、
全ての犬にそれを当てはめるには無理があります。
それは、『昔の犬』は大型犬だったということです、
大型犬は大きいですね、小型犬よりも大きな体を
支える大きな筋肉があります。
首にもその強い筋肉は備わっていて、
仮に耳の中に水が入ると、その太くて力強い筋肉を
使って首を振り、遠心力で耳の中から排水します。
しかし現代の犬はほとんどが小型犬で、
大型犬のように首の筋肉は発達していないのです。
更に加齢を重ねていると、首を振るのも一苦労、
排水できるほどの遠心力は生まれず、
結果耳の中に水は残り、中耳炎や外耳炎を
引き起こす事になります。
(水が残る事だけが中耳炎・外耳炎の原因ではありません)
耳の洗浄は獣医さんにお願いするべき
よく『耳の洗浄液』が売られているのですが、
洗うのは悪化させることもあるので、
止めておく方がいいです。
耳掃除は手前の見える範囲を拭くだけで
十分です。
獣医さんは、耳の中まで見れますが
私達には、水が抜けたのか確認が出来ません。
また、シャンプーの時は耳の根本を摘まんで
耳の穴を塞ぐか、指を入れて耳栓にするか
水が入らないように工夫してあげましょう。
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ドッグサロン ユン
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