犬の白内障について

 

こんにちは！

河内長野、キックス横でトリミングをしています

ドッグサロン　ユン　です(*^-^*)

地球全体で気温の異常が見られるそうです、

オーストラリアの火災が一番分かりやすいですね。

環境問題には私達消費者と企業が一丸となる

必要があります、きっとそうしないと

大きな物は動きませんよね。

まずは自分が出来る『ゴミを減らす』チャレンジを

とことんやってみようと思います！

で、今日は犬の白内障についてです、

犬の目の構造

だいたいは人と同じ作りをしていますが、

『瞬膜』と『タペタム網膜』という部分は人と違う所です。

瞬膜は第3のまぶたと言われていて、涙を効率よく

眼球全体に広げることが出来ます。

タペタム網膜は暗闇でも見やすいように

反射板の役割をしています。

このタペタム網膜、シベリアンハスキーなどの

雪国に暮らしていた犬には備わっていないそうです。

雪国では夜でも月のあかりを雪が反射する為

夜もそれほど暗くない事が原因と考えられています。

犬の視力

犬の視力は良くありません、

だいたい0.2～0.3と言われています。

それは目の位置が関係していて、

人は正面に二つ目がある為、視野を重ねて焦点を

合わせる事が出来ます。

一方犬は顔の両側に位置する為、視野は広いものの

焦点が合いにくいから視力が弱いと言えるのです。

その一方動体視力は優れていて、約1キロ先の

手を振る人も見つけられます。

人と同じ水晶体

水晶体は、見る時に膨らんだりしぼんだりして

レンズの役割をしています。

近くを見る時は膨らみ、遠くを見る時はしぼみます。

こういった動きには目の筋肉が使われているので

歳をとると老眼になり近くが見にくくなったりします。

犬の水晶体も同じ役割をしています。

水晶体の中身は字の通り水分です、

この水分は体のどの循環器とも接続されておらず、

独自に水晶体の中で生まれたり死んだりしているそうです。

この液体には3種類のたんぱく質が含まれていて

この3種類の量のバランスが崩れた時に

濁りが見られます。これが白内障です。

白内障の症状

目の水晶体が濁り、白くなります。

ちょうど黒目の真ん中の部分が最初はうっすらと、

時間と共に白が濃くなっていきます。

するともう見えないか見えにくくなってしまうので、

いつもの部屋でもぶつかったり転んだりするようになります。

白内障になったらどうなる

失明する事は確実で、その後は合併症を起こしやすく

なり、やがて眼球がしぼんでしまいます。

なので、目が凹み、まるで眼球が無いような見た目に

なります。

また、合併症の種類によっては

激しい頭痛や吐き気、めまいを起こし

犬にとってとてもつらい日々になる事は確かです。

予防は出来る？（仮説です）

体の中の水分という点だけで考えれば

もしかしたら、顔周りのリンパ液の循環、

筋肉のこりを良くすれば水晶体の中の

バランスを立て直せるかもしれません。

おそらく、目の筋肉疲労と耳周りの筋肉疲労

が重なるのが目の位置なので可能性はあります。

治療法

少し前は合併症を防ぐことと、進行を緩やかにする

目薬を使用するのが主流でしたが、

現在は白内障手術が主流だそうで、

水晶体を壊して、人口の水晶体をはめ込む手術

が受けられます。

犬も視力を頼っている

犬は嗅覚や聴覚が優れているため、視力は

あまり頼っていないとされていました。

ですが、明らかに目を使って狩りをしていたし、

現代でも目が不自由な子はやはりぶつかるし、

目に決して頼っていない訳ないのです。

見えるほうがいいに決まってるんです。

もしも白内障の症状が見られたら

すぐに受診してあげましょうね！

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